歯周病と闘うために

「歯ぐきの腫れ」「出血」などからはじまる歯周病。実は悪化すると、歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。しかし、歯周病は原因がはっきりしているため、予防によって発症を防いだり進行を止めたりすることが可能です。

当クリニックでは、予防を重視した歯周病治療を行っています。早めの対処で、大切な歯を守っていきましょう。

歯周病の原因は?

歯周病の直接的な原因となるのは、プラーク(歯垢)や歯石に棲みつく歯周病菌。では、歯みがきをきちんとやっていれば歯周病にならないのかといえば、そうともいえません。

ご自宅での歯みがきは歯周病予防にとても大切ですが、歯と歯ぐきの間などにどうしてもプラークが残ってしまうことがあり、自分自身で完璧に行うのには限界があります。残ったプラークが時間の経過によって歯石となると、もう自分では取り除くことはできなくなってしまうのです。またほかにも、歯ぎしりや咬みしめによって過度の力が歯ぐきにかかっている、喫煙習慣やストレス、糖尿病など、条件によっても歯周病になりやすくなります。

歯周病を予防するには、生活習慣を見直すとともに、定期的に歯科医院で歯石を取り除く処置を受けることが大切になるのです。

検査をしっかり行います

当クリニックでは、適切な歯周病治療を選択するために次のような検査をしっかり行っています。

  • 歯周ポケット検査

    歯と歯ぐきの間に目盛りのある器具を挿入して歯周ポケットの深さを測るとともに、出血の有無を確認する検査です。歯周ポケットが深いほど、歯周病は進行しています。

  • 歯の動揺度検査

    歯を1本1本つまんで動かし、どれくらい揺れるのかを調べる検査です。揺れが大きいほど、歯周病は進行しています。

  • レントゲン検査

    表からは見えない、歯を支えている顎の骨の状態をレントゲン撮影によって調べる検査です。骨の吸収が大きいほど、歯周病は進行しています。

いわなが先生からの一言 ~医院でのチェックや予防ケアを定期的に~

歯周病は、初期に自覚症状がないため、気がついたときにはどんどん進行してしまっている病気です。そのため、自分で気づくような症状がない時点から、定期的に歯ぐきのチェックや適切な予防ケアを受けることが必要です。

また、症状が出てからも定期的な検診がとても重要になります。なぜなら、歯周病とは治ったと思って放置していると、再び悪化してしまうこともある恐ろしい病気だからです。

つまり歯周病の予防・治療に、油断は禁物。生活習慣と密接な関係にある歯周病から大切な歯を守るには、定期的な医院でのケアと、ご自宅での正しいケアを継続することが欠かせないのです。

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